売り飽き（うりあき）

売り物が多いと相場は下げ歩調となりますが、売り人気が長く続けば下げ足が鈍ってきます。このように予想より相場が下がらなくなった状態を売り飽きといいます。「買い飽き」の反対の意味です。

売り崩し（うりくずし）

大量の売り物を出して相場を下げようとすることをいいます。「売りたたく」ともいいます。

売り込み（うりこみ）

株価がある一定の水準を割り込むまで売ることをいいます。また、信用取引で空売りが多くなることも意味し、この場合には近い将来（6ヶ月以内）に買い戻しが入り、相場が反騰する可能性があります。

売り出し（うりだし）

不特定かつ多数のものに対し、均一の条件ですでに発行された有価証券の売付の勧誘をすることをいいます。証券会社が引受けた有価証券を売り出す場合などがこれに該当します。

売建（うりだて）

信用取引で新たに売付けることをいいます。売り建玉というとまだ買い戻しておらず、未決済の状態で残っている売約定をいいます。「買建」の反対の意味です。

売り手市場（うりてしじょう）

売り方が買い方に比べて少なく、売り手の意思に支配される市場のことでいいます。「買い手市場」の反対の意味です。